Q.市販されているトリートメントを選ぶポイントを教えてほしい。
A.ダメージ具合によります。硬い毛、柔らかい毛、なども考慮しなければ
なりませんのでやはり美容室で毛髪診断を受けて選んでもらうのが
良い方法です。
Q.40代男です。35歳くらいから突然毛にハリが無くなった。改善方法は。
A.老化現象だと思います。特に男性に現れることが多いようですが改善方法は
特にありません。だからといって薄くなるとかも稀なことだと思いますので
ほおっておくと良いかと思います。カットではその場合短くすると良いようです。
Q.トリートメント成分を教えてほしい。またPPT配合って何?
A.成分は元々健康な髪にあるたんぱく質です。ダメージヘアとはその栄養素が
損なわれたものですから補充する意味でトリートメントがある訳です。PPTと
はケラチンたんぱく質類のことを示しているかと思います。
Q.美容室で削ぎを入れる意味は何?
A.重いところを軽くする為です。軽くすると動きが出ますので質感に変化が現れて
くるようです。削ぎハサミで多く削るのには意味があるかと思いますが無駄な削ぎは
ヘアスタイルのフォルムを壊してしまうのであまりお勧めできません。軽くする方法
として縦にハサミを入れていく技術もありますし、いずれにしても毛髪の量を無視
するほど無駄なことはしないと思います。
Q.ショートカットに挑戦したい、でも頭の形が良くないが・・・。
A.特にショートカットの場合、カットする前に必ず骨格を見ています。仮に絶壁な
ようでしたら旋毛付近を立ち上がるような技法を使います。それでおおよそカバーできます。
Q. 地毛が伸びても目立たないカラーを教えてほしい。
A. 青みのあるアッシュ系、緑のあるマッド系などわりと寒色系が目立ちずらいようです。
8レベルくらいまでがあまり目立たないようです。
Q.転勤してきたのですがよい美容室を探す方法があったら教えてほしい。
A.とても難しい質問ですが、言えることは街の中だから上手いとか、郊外だからダメというのは
ありません。それを前提としてクーポン雑誌やタウン誌などで見つける方法があります。
店内様子は気になることなのでチェックするのも良いと思います。
自分に見合った価格であるか、何が専門であるのかも選ぶ基準になりそうです。インターネットの
美容室検索も参考にされて行ってみてください。(前回も出ていますが参考迄に)
Q.ストレートヘアですが毛質が太くて硬い、スタイルがいつも決まらない。美容室では剥かれるだけ。
A.シャンプー後は乾きずらい髪質だと思いますが一度、矯正してプレスしてみてください。
毛量が半分〜3分の一程度少なく感じます。おおよそ1年程もちますのでお勧めです。
その時の注意は毛先を真っ直ぐにしないことです。ある程度毛先は自然にです。
Q.ビビリヘアってなに?
A.ブリーチなどしすぎて毛先付近の毛がいたみすぎた毛髪のことです。こんな場合はパーマはかからず、
カラーは色が入らずの状態ですので改善策として思い切ってカットするしかありません。
カットしたくない場合は特殊トリートメント(ケラチン、キトサン、シリコン含む)で修復、コーティング
しながら改善する方法も最近は使われています。
Q.エクステンションですが洗うとすぐにからまってしまうが良い方法を教えてほしい。
A.普通にシャンプーするとよくからまるそうです。ですのでシャンプー剤で揉み込むように洗うと
良いかと思います。またシャンプーとリンスやコンディショナーと混ぜて洗うと良いと
聞きます。最近は専用のシャンプーが売ってるようですよ。
Q.美容室によっては専門分野、得意分野というのはあるのか。
A.あります。トータル的に全ての技術はできますが、カラー、カット、セット、メーク、パーマなど美容師が
得意としているものがひとつ、ふたつはあると思います。個人的であれば得意分野、美容室であれば
専門分野ということになります。カットで形を作ったならカラーで表現力を作ってみるとか、パーマで
ニュアンスを演出してみるとかカットが中心となって作られる技術を得意としている美容師が多いのは
事実です。今の時代に和風アップが出来る美容師の価値は、かなり高いレベルにあるのも隠せない事実です。
Q.パーマでよく失敗される(すぐ取れる)、良い説明方法はないか。
A.多分、ニュアンス的なフンワリとか緩いウェーブを希望してませんか?
多くは今風なパーマをイメージでオーダーすると失敗するケースがあります。
ですので希望されるウエーブが載ってる雑誌や切抜きを持参することです。
大体はビッグロッドを用いてかけますのでこのような例は珍しくなくなりました。
また、希望するウェーブより若干、強くかけてもらう方法があります。
よくディスカッションをとり、思ったとおりのウェーブが出たらうれしいですよね。
Q.気にいった美容室が無く美容室をあまり決めていないが嫌われるか。
A.そんなことはないと思います。ただ馴染みがあるのと無いのとではお互いが相手に
対する見方が違います。名前を覚えてくれると嬉しいものでしょうし、
「今日はどのようなスタイルにしましょうか」「今日はこんな感じのスタイルにして
みようか」とでは信頼関係の意味合いまでもが違ってきます。ただ気にいらない
美容室に行く必要はありませんが、いつまでもジプシーするよりもどこかで妥協する
ことはある程度必要かと思います。美容室の利用では3回は同じ店に通ってみると
見方も変わって来ると思いますし、店側の対応もちがってくるかと思います。
一度だけで判断するのは決して正確ではないとぼくは思います。3回は通ってみてください。
Q.料金の安い美容室は安心か。
A.美容室の場合、料金の基準が無い為どこまでを安い、どこからは高いという表現はありません。
安くても上手で安心できる美容室はあると思います。またその逆もあるようですが、僕たち美容師の
価値は気にいってもらえたかどうかで決まります。料金はその後から評価されます。物ではなく人の
心を相手にしている仕事ですので考え方は美容師である以上は同じだと思います。