面会に行った際にいた看護師に聞く
「原因はなんですか?」
「先生に聞いてください」
「治療方法はどうするんですか?」
「・・・・・」
「戻らないんですか?」
「・・・・・」
「私からは何も言えません」
若い医師に聞く
「今後の治療方法は?」「どうしてこんなふうになったんですか?」
「血圧は安定してる・・・」
「いや、そうじゃなくていつ頃治るのですか?」
「・・・・・」
「教えて頂けませんか?」
「ぼくはここで答える権利は無いから時間を作って家族全員呼んでください」
「希望を持ってていいんですね?」
「・・・・・」
「担当の先生か主治医の先生に会いたいんですが」
「交代でやってるから主治医はいない」
・・・・・・・・・・・・・。
あれから24日目・・・父はほとんど帰らぬ人になりました。
勿論、医療を信じて希望を捨てたわけじゃない。けれど
腕も脚も骨と皮。無理に生かされている気がしてならない・・・
人が生きるということの意味がわからなくなってきた。
父なら何て言うのか今の自分にはわからない。
感情的になってはいけないけれど命の尊さを知らない人の
話なんて聞きたくない。「夢なら覚めろ!」と今でも思っている。
25日前の父に会いたい・・・・・・。