Muranaka Diary2000-2017

逸材

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若いスタッフをフツーの技術者に育てようと試みて1年になります。
どんなことをしているのかというと、その人の良い特徴をつかんで
いるだけなんですが、これにはかなりの時間がかかります。なにしろ親子
くらいの歳の差があるので、ちょっとした言葉は遠い存在に見られるので
たえずぼくから身の丈を縮めて接して行かなければなりません。
ある程度、枠内のことをさせて見てるんですが向き、不向きを気持ちの中で整理して
相手に伝えて説明してあげないとかなりの精神的ダメージにつながるものです。

当然、自信の持てるところを引き伸ばしてあげるのですが、今の時代は良いところを
見つけ好きにそして自由に仕事をさせるのが一番効率が良いかと思います。
叱り方には気をつかいます。タイミングが合わないとその人が精神的に苦痛を
及ぼすので効果が上がりません。良いところ、常に良いところを見極めて
次の課題を出してあげるとコツコツと腕が動くようです。
しかし元々、美容職を曖昧に見てる人はどんな環境を作ってあげても突然と店に出勤してきません。
最初から素質ある人にはアレコレ言わず、好きに自由練習をさせると上手に
なっていくようです。セレクション店長の藤田がその例です。

そんなことを毎日のように見ていると今は「え?」と思うスタッフでも
将来が楽しみな逸材が揃っているかなぁ・・・と思っています。今は成果はなくても
不器用であっても好きなもの、得意とするものはひとつ、ふたつはあるようです。
それを見抜けるのか・・・それはぼくのセンスなんでしょうね・・・・。

明日は中秋の名月、お月さんのようにまるく明るく、大きく育てたいものです。