Muranaka Diary2000-2017

父がヘルニアの手術中、事故にあって2年目の夏、暑い日だった。
今でも事故当日の母の叫び声と救急車の音がひとつの携帯電話に収まっている。
母は今でも忘れられない様子で体調が良くない。
なんと声をかけてあげたらよいのか、今でもぼくには答が出ない。

「もう帰ってくる訳でないから・・・・」母が涙を流しポツリ。 

返す言葉がない。

でも手術中に背広を着て外出してるだなんて、執刀医のすることじゃないと思う。
医療事故はそんなときに起きてしまった・・・。 
何事にも「結果には原因がある」ものだが、
「原因わからない」という説明に、責任を求めない母。むしろ父の手術を止められなかった
自分を責めている様子である。
母のために息子として今、何をすべきか課題が残されている・・・。
単純に逃げてばかりいないで一言、謝ればいいだけなのに。。。。