今日、RIBBONS中央店の10周年を迎えた。
思い起こせば数え切れないくらいの思い出がある。
自分を見失いコントロールの効かない態勢を経験した。
とりあえず10年をゴールとし、多くを学ばせてもらった。
目標を定めると焦点が不思議と見えてくるものだ。不思議だ・・・
最初の3年は地獄を見た。
そして次の2年は自分の技量とお客が望むスタイルに「自分流」が通用しないことに
気が付いた。何度も方向転換を試みたが、ついでに自分が迷子になって
しまっていた。
すべてにおいて歯車が噛み合わない。
いくらお客さんが喜んでくれても気持ちは晴れることはなかった。
当然、せっかくついてくれたお客さんが離れていく・・・。
きっかけは安易な値下げだった。
価値のあるモノを売っていたのに、価値感が損なわれた状況下では信頼関係も絆も無に等しい。
試行錯誤の中で開き直るが泥沼化するだけ。。
「こうすると失敗する!」くらいな事は簡単に言えるが、
「こうすると成功する・・・」などは一生かけても言えないだろう。
とはいえ、方向性が見え始めたのは6年目。
「自分がこの程度なら楽しむ他ないだろう?」
全てが楽しく思うように努めた。 しかし、このとき思いもよらぬ事件が起きる。
自分の怪我と父との別れだった。
たて続けにリーマンショック、景気ダウン・・・。
それでも「楽しむこと」は忘れていない。そして誰よりも「汗水流して働く」これを
忘れてはいない。
10年たった記念の今日、スタッフからバラの花束をいただいた。
正直、心の中で号泣した。
その1本一本が自分の目の前を通り過ぎていったスタッフに見えていた。
そしてその一本1本が支え続けてくれたお客さんに見えて仕方がない。
「がんばれ!」という言葉も頂くが、オレにも限界があるかもしれない。
でも、「楽しむ」・・・この先是非、楽しんでみたいと思う。
明日はJ:COM「RIBBONS LIVE」の収録、どんな顔でテレビに映るんだろう・・・・
決めたゴールにたどりついた真実の顔なんだろうなぁ。。