Muranaka Diary

2020.10.14

アレから何年?

綾小路きみまろ師匠、

この人の話術は、ずば抜けて面白い。

この人にしか出来ない語りがある。

漫談と言えば、そうかも知れない。

 

「奥さま、アレから40年…」

 

この先のセリフはもうご存知だろうけど、

誰一人としてイヤな気分にさせない。

心の心底まで手が届いているんだなぁ。

わかってるんだけど、聞き手からして、

その内容のほとんどが、

 

ある、ある…

 

語り手という人はよく人を観察しているものだわ。

人々がコロナ禍に巻き込まれて

明るい話題が欲しいときに、

音楽、スポーツ、落語、お笑いなどのチカラ

なんだろうけど、

綾小路きみまろ師匠の語りはこのカテゴリーの中に

含まれない、そんなふうに思えるんだわ。

 

アーチストはステージに立つまで、おおよそ

この話題、コレに次はコレ。 曲の順番や繋ぎは

頭の中に全員が記憶やセットされている。

コンサートで言えばセトリ。

しかし、この人は実に観客の反応を見て、

ほとんどがアドリブだと言うからそこが凄い。

セトリなどは無いのだ。

 

最近では寝る前に20分ほど聴いて眠ることに

している。

なぜか、目覚めの良い朝が迎えられるから。

明るい話題で一日を乗り越えられそうだ。

 

 

奥さん!アレから40年…

 

置き換えて、

 

 

おぢさん!アレから20年…