Muranaka Diary

2021.11.09

続. 愛しているよ、いつまでも

自分を育ててくれた街ナカを散策しながら

思ったことは、ここにあったはずのショップが

見当たらない。

季節にもよるけど地下街のほうが人通りがある。

デパートの地下食品売り場はある程度の

人がいる。

若い人はいても女子高生くらい。

そうかぁ、大袈裟に言えば人口減なんだなぁ。

それに何かと近所のショッピングモールで

ある程度のことを済ませられる。

それと、

10年ほど前の「ハッ!」とさせられるヘアスタイルが

見当たらない。。

これは意外だった…

もしかして、自分の感性も老化したのかな。

美容室を覗くと、どうもお客様がいないか、

極端に少ない。

美容師さんも少ない。

美容室って、立てなおすには人が必要だという

経験をさせてもらったから、

これからの美容室はより工夫が必要だと感じた。

 

その若い美容師さん、なり手が少ないので

魅力ある業界にするためにはどうすべきか、

それに直面していた矢先のコロナ騒動…

経験の積んだ美容師さんは働き方の自由を求めて

面貸しサロンに勤務を移す傾向にある。

自分の社員、スタッフと言える人が少なく

なって来ました。

美容師が少ない上に若手のサロンスタッフが

減少ともなれば、サロン維持には相当な努力が必要です。

それに耐えられないなら1人で営業することですかね。

 

街ナカの美容室は何しろ固定経費がかかる。

先ずは家賃ですね。

次に人件費。

そしてこれらを補うために宣伝広告費。

家賃は立地条件にもよるけど30万円以上。

これとスタッフさんに支払うお給料、ザックリと

経費では中型店では100万円ほどかかる。

それを稼ぐにはクーポン雑誌でフリー客と

言われるサロンや美容師を決めてないお客様を

いかに呼び込むかの手腕が問われる。

ここでも経費が必要になるので、

とても大変な仕事なんですよ。

オーナーさんも美容師ならまだ良いけど、

違う場合も多いので、人任せばかりでは

成り立つ業種ではないかと思います。

ただクーポンを出して値引きを始めると、

スタッフさんがバテるだけなので気をつけ

なければならない、、、

そんな苦い経験も、この街ナカから

教わったなぁ。

 

今、時代は新しい生活を求めていて、

人々はどの生活が良いのか戸惑いも隠せない。

それでもぼくはこのサッポロの街並みが

大好きだ。

街ナカから外れ、今ここで見える景色は

小鳥のさえずりとお世話、悪戦苦闘の菜園など、

また一味違うけれど、他業種の人と触れ合うのも、

人生の中では素敵な経験だと思う。

今まで自分が知らなかった事ばかりで、世界観が

変わり始めたかな。。。

そして、最近、自分で明確な言葉を見つけた。

 

「明日の生き方は冒険である。」

 

これも街ナカで育ててくれた言葉かと思うと

感謝しかないのです。