Muranaka Diary

2022.01.16

サツドラにて

今日、夜に近所のサツドラに買い物。

ちょうど4〜5歳の男の子かなぁ。

お菓子売り場でどうやらお母さんに

おねだりしてるのか、一歩も動かず、

手にしたオモチャ入りのお菓子を

買って欲しいのかなぁ。。

微動にも動かない。

ぼくは一袋70円のお菓子をカゴに入れた。

何か食べたい物ないかなぁ、、、と、

忙しくしてるわけですけど、

男の子はまだおねだりしている。

よーく耳を澄ましていると親子のやり取りが

聞こえてくる。

そのお母さん、20代後半〜30代前半かなぁ、

その男の子に対する説得が素晴らしい。

 

「〇〇ちゃん、お母さんとお約束したでしょう?」

「何も買わないよって…。」

「今は我慢しようか…。」

「お母さんとの約束守らない〇〇ちゃん、

お母さん、寂しいな…」。

 

こんな会話だったかな。

約束を守らないお母さんが寂しいな。。って

こんなに優しく、そして重く説得力のある言葉って、

中々言えないよなぁ。

見なりも普通ショートボブのお母さん、

同じ目線に膝を曲げて、子供の眼を見て話せる姿に

おぢさん、感動したわぁ。

100円ほどのお菓子と言えど、

きっと親子間の約束があったのだろう。

男の子のジャンパーの襟元を

直してあげながら、そう話してました。

子供も諦めたのか、お母さんとの約束を

思い出したのか素直に諦めたのかな、

手を繋いでレジの方に行ってしまいました。

後ろ姿がほのぼの、、、

こういう場合の我が子への説得は其々だけど

頭っから子供の言う事を否定するよりも

それが何故自分の思い通りにならなかったのか、

「約束」という簡単な言葉が、

この親子には生きているんだろなぁ。

素晴らしかったです。

そして何故か、

親子間だけではなく、社会に生きる大人たちにも

大切なことかと思いました。

 

嬉しかったです。

 

ありがとう