Muranaka Diary

2022.02.16

あゝ、おぢさん…

今夜、除雪してたらまたザクザク道路に
ハマった車があって、どうやらデフも

つっかえてしまって、亀の子状態のようだったから

回り込んで、引っ張ってあげようと思い、

車を見たら品川ナンバーのベンツ…

30代の男性と、多分、彼女。

 

「バンパーにフック付けてくれますかぁ」

 

「… …??」

やっぱりね、フックの取り付けを知らない模様。

 

「ココ、ここですよ。はいフック付けて…」

 

「え?」

 

やっぱりわからないようだ。

 

「後ろに工具箱あると思うんでソコに入ってますから…」

 

「え?おぢさん、どれですか?」

 

ええ!?

 

あゝ オレはおぢさんになってしまった〜

と、落胆するとともに、

 

「ココにないですか?」

 

「あ、こ、コレですかぁ?」

 

落胆しているオレは小声で

「ハイ、それです… 取り付けてください…」

 

「どーやって付けるんですか?おぢさん!」

 

また大きな声で叫ぶではないか

 

「いいよ、いいよ、ぼくが付けますから、乗って

ニュートラにしてハンドルだけ持ってくれますか?」

 

おぢさんショックのせいか、気が抜けたまま

牽引する。

道の良い所まで牽引してあげた。

 

「はい、ここから大丈夫ですよ」

 

と言うと、今度はフックが外せない模様。

 

「ハイハイ、ぼくが取りますから…」

 

ハイ、どうぞ〜

 

最後に、美人彼女さんから深々とお礼の

言葉を頂いた。

「おぢさん、ありがとうございました!」

 

もう手助けはご辞退させてもらう。

 

トホホ…    哀愁…。