Muranaka Diary

2018.11.20

パーマネントウェーブ

パーマかけてみる?

「イメージつかない…」「手入れが大変そう…」

そんな事考えてしまうよね。。

ここ10年ほどの間パーマが敬遠気味になってしまった。

これはテレビドラマでもタレントさんが

あまりパーマをかけてないとか、目標とするモデルが

かけるのをやめたとか、一つの時代の流れなんだなぁ。

通常であればパーマは年齢と共にかける割合が多くなる。

ボリュームが欲しいからね。

しかし、おおよそ70代後半から。そしてごくわずかだ。

というのも、今の70代〜80代の女性達は、ぼくがインターンを

していた頃から比べると実に若いのです。

それか、ぼくもおやぢ化してきた?

それも違うな。その時代はおばあちゃん達は着物を着ていた。

今はどうだ?

和服などを 着て美容室には来ないねぇ。ぼくのお客様の

最高年齢は88歳、担当させてもらってから20年近くなるけど、

今でも西区福井からバス、地下鉄、徒歩で通ってくる。

出会ったのは60代だけど髪型は当時から全く変わらない。

カットとカラーのみだけど、着ているのは着物ではなく洋服だ。

カットというと、グラデーションの入ったサスーン系の

スタイル。パーマは必要としないスタイル。

髪の毛の量もしっかりある。実に若いのだ。

ぼくのオフクロさんも88歳。やっぱり毛量もしっかりあるなぁ。

それが80歳なんて、レディーだわ!スキップして地下鉄から

歩いてくる勢いだ。。遠く銭函から列車、地下鉄に乗り継いで

来てくれるんだねぇ。。清田区からもバス、地下鉄を乗り継いでくる80歳の

お客様もいるが和服は着てないね。80歳前後のお客様は、

10年以上のお付き合いになるんだけど、着物も着てないし、

パーマもかけない。とにかく若い。今だに登山を楽しんでいるのだから、

昔と比べてはいけないかもだねぇ。

そう考えると、30歳以下は乙女、40代〜はガール、70代〜レディーだ!

パーマはスタイルの変化と時代の流れと共に変わってきた。

それほどまでパーマの需要は落ちて来たんだね。。

ってことは、より正確なカットを提供しなければならないね。。

下手くそなカットはバレるからなぁ。。

でも、もし着物など着る生活があるとするならパーマは必要かも

知れない。パーマをかけて、逆毛を立て、フィンガーウェーブを出す?

ない、ない、ウチは絶対ない。。

撫で付けという言葉知ってますぅ?これも無いね。。

昔はお釜という美容器具があり、パーマをかけた後にカーラーを巻いて

セットで仕上げをするんだけど、その器具を置いてある美容室は少ない。

今どき、サザエさんのようなスタイルは誰も望まないし見たことないね。

こうやってヘアの文化は変わってきた。そして悩みのひとつの薄毛の人も

少なくなって来た。みんな女性ホルモンたっぷりなんだねぇ。

この先パーマのお客様が段々と少なくなるのではないかと、そう思う。

そして話題のグレイヘアにすると、もはや出る幕なくなるなぁ。

だから今のうちからカットの勉強をたくさんしておこうっと。

カットはオールラウンドで絶対に生き残る技術なのだ。