Muranaka Diary

2018.11.27

花とおぢさん

「小さい花にくちづけをしたら
小さい声でぼくに言ったよ
おぢさん あなたは優しい人ね
私を摘んで お家につれてって

私はあなたのお部屋の中で
一生懸命咲いて 慰めてあげるわ
どうせ短い 私の命
おぢさん見てて 終るまで

可愛い花をぼくは摘んで
部屋の机に 飾っておいた
毎日ぼくは 急いで家に
帰って花と お話をした

小さいままで 可愛いままで
ある朝花は 散っていったよ
約束通り ぼくは見ていた
花の生命の終るまで

約束通り ぼくは見ていた
花の生命の終るまで」