Muranaka Diary

2025.04.02

美容師国家試験

先月末に美容師国家試験の発表がありました。

全国で88.1%の合格率です。

19776人が受験して17426人が合格しました。

因みに余談ですが天気予報士は6%くらいです。

美容師国家試験は昔のぼくの時代では都道府県ごとに

分かれていてどこでも受験出来ました。東京都、北海道など

試験日も違うので滑り止めで受験する事で

何とか合格したものです。当時一番難しかったのは

東京都でした。技術試験のテーマは試験当日、会場で

発表されて、5つほどの課題のうち一つが出されるので

課題の全部をマスターしなければなりません。

それらを教えて指導してくれるのはインターン先の

美容室の先生です。又は直近で合格した先輩です。

卒業した学校で国試対策の講習会もありました。

インターンは美容学校を卒業してから美容室で

一年間しなければなりません。

その日数を満たした人に国家試験を

受験出来る資格が与えられます。

なので合格率は都道府県ごとに違うのです。

確か先に筆記試験がありました。次は技術試験へ。

学科、技術2つとも合格すると受験した場所の知事に

申請して免許証が発行されます。

今では美容学校に2年通い受験が出来ます。通信制度も

あり、こちらは3年間。免許証は厚生労働大臣から

発行されます。

 

技術試験は昔と違いヘアカットもあります。

民間の学校先生たちも審査員なのですが、

指先ブルブル震えてみんな真剣です。

しかし、

今も昔も変わらなく難しいのが、消毒など衛生面の

単純なことです。綺麗なヘアカットをしているのに

机の上に髪の毛を切りっぱなしにしておくとか、

消毒を忘れているとかです。

あるいは忘れ物です。

この減点は大きいです。

今では落とす試験ではなく、

合格してもらいたい試験なのです。

また、

とにかく学科試験は絶対に合格しておかないと

2回目はもっと難しくなります。学校で学んだことを

忘れてしまうからです。

3回目はもっともっと難しくなります。

なので本当に頑張って欲しいと思います。