Muranaka Diary

2019.02.03

節分だね

節分の今朝、町内の美容室で働く若い美容師さんが、突然見えて

練習用ウィッグを持って来て見て欲しいという。

え?

と、同時にその美容室の女性オーナーさんから

電話がかかってきて、色々お話しが聞けた。

実は町内では老舗でオーナーさんがお客様として来ている。

「そうかぁ、技術者になるんですねー」ニカッ

質問の内容をよく聞くと、

要するに耳上からバックサイドのカットの仕方がイマイチ

分からないとのこと。

正面から見て左は綺麗に切れるが、右側が切れないと。

右側が苦手という事ではないでしょうか?

ハサミは左側は上からチョキチョキとカット出来て、

右側は逆に下から切るから、毛束を持つ右手首の位置が狂ってるのでは

ないかと思う。

本番同様に後ろに立つと左右が逆になり、

左側になります。

左側のバックサイドを切るという事は技術者の立ち位置が

お客様が座っている左真横の位置になる。そして、

ハサミは床から天井方面、下から上に向かって切るのが基本になる。

その子の左指を見ると、たくさん切り傷があり、

気になってどうやってるのかなぁ。

「チョット切って見せてくれますか?」

と、見させていただいた。

あ、

それはテンションのかけすぎですわ。あと、左手首の角度が

ひとつの毛束を持つ度に角度が狂っていくんだね。

立ち位置も少し違うわぁ。その結果、

後ろから見ると左の襟足が長くなり、右側の襟足が丸く短くなっています。

コレ、若い時にぼくも悩んだ事があって、当時はヴィダルサスーンスクールの

ディレクターに教えてもらった事があったから、まさか

ここに来て同じ悩みを持つ人がいるだなんて不思議なご縁。。

その人に感謝です。

紙に書いてお絵かき同様の図で、説明しながら2時間ほど練習してましたー。

ヘアカットとはシェープ、スライス、ステムなる正確なテクニックを使い

作って行くものです。

ようやく修正が出来て、分かってもらえて自分も学んだ事があって、

嬉しかったです!希少な若い美容師さん、頑張って欲しいなぁ。

今日、節分は鬼が外で福が内、

きっと福が訪れたのでしょう。帰り際に

 

ま、豆を差し上げましたー。