Muranaka Diary

2019.04.29

お尋ね者

さすがGWだ。

色んな知人や友人が訪ねて来る。

 

目当てはとなりのラーメン食べたついでにか。

 

「そう。。」

 

おお、そうかい!

オレに会いに来るのが目的ではないのかい?

トホホ…

しみるねぇ〜

ま、そんなもんだ。

 

「街の中の方が似合うしょ!お店出さないの?」

 

イヤイヤ、オレには丁度いいの。

引退でもないし、隠居でもない。

ただ、居心地良いところで仕事出来れば

良いかなぁって思ってさ。。

 

「お客さん来ないしょ!」

 

来ないけど、オレが自分で目に届く範囲の

中で仕事が出来ればいいんでね?

全てがマンツーマンでしょ。

それに美容師の誰にだって遅からず、早からず

終わりがくるでしょ。

どんな終わり方がいい?

あるオーナーさんはスタッフに任せて、

サロンから去るだろうし、

あるオーナーさんは自らサロンに立って、

100歳まで現役でいるだろうし、

人それぞれでね?

 

作業のような仕事するのか、技術を楽しむのか?

と言われると、人として楽しみたいでしょ。

それがどんな場所なのか、

それは二の次、三の次。

大切なのは自分が、どんな環境の下で、

どんなお客様を迎えて、どんな仕事をしたいのか。

 

お客様は街の中のサロンでなきゃいけない!

って言う人もいるだろうし、

街の中の美容室が上手いんだ!って思う人も

いるだろうし、近所で済ませたいっていう人も

いるだろう。

 

オレは場所が変わったくらいで失うお客さん

いないもん。

本当のお客様とはそういうもんだろう?

 

でも街ナカから離れて自分をサポートしてくれる

営業マンは確かに減ったなぁ。

売り上がりの良いサロンばかりに顔を出しているのは

本当の味方ではないね。

コレは街ナカのサロンで学んだ事だけど、

特に、集金にしか来ないセールスマンとか、

オレは付き合わないもん。

ここにいても、顔出ししてくれるメーカーや

ディーラーさんは畑仕事も手伝ってくれる。

ありがたいもんだ。。

 

オレは街ナカでとても良い経験を積んできた。

だから、今ここで何をどうすべきなのかを

知っている。

 

それに、ここにいると小回り効くんだわ。

全てがストレートにお客様と向き合える、

ここには営業的な言葉は無いし、

特別に営業なんかしない。

 

「こんにちは!」「どーも!」

「オレの作ったダイコン持っていくかい?」

 

こんな会話は一般的にサロンではタブーでしょ、

でも、こんな言葉だけでも人と人の繋がりは

完成するんだ。笑顔になってくれるんだよ。

そこから新鮮なヘアスタイルも生まれてくる。

だから、カッコ悪いとは思わない。

 

オレはオレだもんなぁ。

 

街ナカにいても、ここにいても、

やっぱりオレなんだわ。。。

      人は出逢うべき人には必ず会えるだろう?

 

もちろん恩返しはこれからなんだろうな。

それは形あるもの、無い物、

 

そして、それは

街ナカにないもの、なんだろうなぁ…