Muranaka Diary

2019.05.26

大きな木

暑い、暑い暑かった!みんな頑張ったね!

北海道の史上初の記録が出たようです。

札幌は31〜32℃くらい?

これはフェーン現象。

水分はこまめに摂ってくださいね。。

 

今日はご紹介したい絵本の話を。。

 

『おおきな木』(シルヴァスタイン)

という絵本があります。

知ってますよね。

これは、ぼくの大好きな絵本なんです。

どんな絵本かと言うと、

少年の幸せを願い続ける木…

木を気にかける元少年…

木はいつも「幸せになりなさい…」と、

少年に思い続けます。

簡単に言うと愛のカタチになりますが

よく親子に例えられますね。

「大きな木」

あるところに、1本のりんごの木と、

少年がいました。少年と木はとても仲良し。

お互いの事が大好きで、少年は木に登り、

りんごを食べ、疲れたら木陰で休みました。

木はとても嬉しくて、

少年に手をさしのべるかのように枝葉を伸ばします。

木の幹はいつも、少年を追いかけて左右に動いています。

しかし時は流れ、少年は成長します。

木はひとりぼっちの時を過ごす事が多くなりました。

ある日、成長した少年が木の元へやって来ました。

嬉しくて仕方のない木に向かって少年は、

「もう小さな子どもじゃないんだよ、お金が欲しいんだ」

と木に無心します。木は、

「りんごを売ってお金を得なさい。幸せになりなさい」

と告げます。

少年は木にあるりんごを全て持って行ってしまいました。

それでも木はとても幸せでした。

しかし木はまた寂しい時間を過ごします。

その後も少年はことあるごとに木に無心を続けます。

家がほしい、船がほしい。

その度に木は枝葉を差し出し、

「これで家を作りなさい、船を作りなさい」

幹を差し出し、とても幸せでした…。

やがて老人になってしまった元少年がやって来たとき、

木にはもう何もありませんでした。

ごめんなさい、とささやく木に、

元少年は、

「もう何もいらない、

ただゆっくり座れる場所があればいい。とても疲れた」

と告げました。なら、と木は、切り株だけになった体を

しゃんと伸ばして言いました。

「私に座りなさい。切り株は座るのにちょうどいいから」

元少年はそこに座り、木はとても幸せでした。

 

[本文から簡略引用]

 

 

いつも幸せになりなさい…。

 

そういう木の気持ち元少年は気がつくのだろうか。

それとも何かに気がついて戻ってきたのだろうか ?

全てを失っても木は少年を愛したのでしょうね。

一度は親子で目を通して欲しい1冊です。

例えが違ってもいろんなことに当てはめられるのでは

ないでしょうか。

 

明日も暑くなるようです。

ご自愛ください。。