2018.02.07
行く現場、行く現場、、、、。
休憩タイムでいつも聞かれること、
「若い美容師さんって育ってるの?」
「ヘアメークさん、最近は若い人がいないもんで。」
ぼくの顔をしげしげと見ながら様子を伺っている。
何と言うべきか、どんな答えを待っているのか。。。
「ぼくのサロンでは育てられなかった。」と、
言うだけなんですが、ロケ現場によっては
「なしてさ?」
そうやって冷た~~~~い口調で言う場合もあります。
しかし、今はこうやって一人になってみると色々考えることがあり、
本当に何故、半人前になる前に辞めるんだろう?
完全に転職する人が多いのが事実。
時代なのかなぁ。
給料待遇もかなり改善されたし、夢のある仕事なんだけど。
ぼくの初任給9000円。
今はおおよそ160000円+交通費+残業手当+出来高+
皆勤手当。各種保険は完備、実働8時間。
夢のような給料なんだけど、しかしそれでも
年収200万円台。所得税や各保険を差し引くと
100万円台になるかも。。。
ま、最初の見習い期間はそうであっても
スタイリストになれば条件次第では上限がないので
年収1000万円も夢ではないのに。。。
最初が肝心なのかなぁ?
昔は若い人はバリバリ仕事したよなぁ。。
タオル洗い、掃除、
とにかく働いてたわ。昼ごはんはアシスタントも
スタイリストも忙しい日は食べないも。
そこを通過した人達が今の業界を支えてるんだけど、
言われてみれば本当に若い美容師さんが
育ってないかも知れない。
この問題、10年くらい前から始まっていて、
何とか歯止めをかけようとしてるのですが、
悪戦苦闘しながら今に至ります。
ゴールは美容師ライセンスか。。
そうでない若い美容師さんは頑張っています。
が、
そんなに多くないようです。
楽しむことの喜びや、夢をベテランの美容師さんと
一緒に歩んでほしい、そう願っています。